日本の生命保険市場は、約40兆円の規模を誇る世界有数の巨大市場ですが、近年は様々な変化に直面しています。そういった市場環境下にあって、2008年にはインターネットを主たる販売チャネルとする生命保険会社が複数誕生しました。

 

巨大な市場

国内生命保険市場は約40兆円と、近年はやや縮小傾向にあるものの、世界第2位の規模を誇る巨大な市場です。日本の世帯加入率は約90%にものぼり、1世帯あたり年間で約38.5万円の保険料を払い込んでいると言われています。

日本の生命保険市場規模(生命保険料の推移)

出所:

一般社団法人生命保険協会、社団法人日本共済協会および日本郵政株式会社の各開示資料、生命保険文化センター

「平成27年度生命保険に関する全国実態調査」より当社作成

※1 2015年の数値
※2 民間各社:生命保険協会加盟の各社。数値は保険料等収入
※3 共済各団体:日本共済協会会員の各団体。数値は受入共済掛金(生命共済と年金共済の合算)
※4 旧日本郵政公社:2007年9月までの保険料収入(簡易保険)。2007年10月の民営化以降はかんぽ生命として民間各社の数値に含まれる

 

社会構造の変化、消費者の嗜好の多様化

「セイホ」を支えてきた時代環境は、大きく変わりました。また、消費者は保険会社のセールスに接触する機会が減少する一方で、インターネット等を活用した情報収集・比較・購買のスタイルが一般に浸透してきています。
また、1996年の保険業法全面改正以降、販売チャネル、商品、保険料決定等に係る各種の規制緩和が進展したことに加え、2006年には付加保険料が弾力化され、インターネット活用による低価格の生命保険の販売が可能となりました。

インターネット生命保険ビジネスの黎明期へ

2008年、日本でインターネットを通じた生命保険商品の販売が始まり、 保有契約件数1億5千万件強を誇る国内市場で、ネット生命保険は保有契約を拡大しています。生命保険への加入チャネルは近年多様化が進み、今後もその傾向が続くと推測されています。

生命保険加入契約の加入チャネル推移と、今後の加入意向のあるチャネル

出所:生命保険文化センター「平成27年度生命保険に関する全国実態調査」より当社作成