「保険に、最高のイノベーションを」
生命保険の未来を拓くインターネット企業へ
代表取締役社長 横澤淳平

2025年6月にライフネット生命保険株式会社の代表取締役社長に就任いたしました横澤淳平です。2008年の開業以来、当社は「正直に、わかりやすく、安くて、便利に。」という生命保険マニフェストを掲げ、特に子育て世代である若年層のお客さまから選ばれるオンライン生保を目指し、お客さまの体験価値の向上に注力してまいりました。
私たちがこれから目指すのは、「生命保険のインターネット企業」として一層の進化を遂げることです。当社をIT企業として一段上のステージに引き上げるため、デジタル技術が秘める可能性を最大限に引き出し、生命保険そのもののあり方を変革していきます。そして、オンライン生保の新たな可能性を解き放ち、お客さまがこれまで体験したことのない「最高の保険体験」を届けることに挑戦してまいります。たとえば、AIやマイナンバー制度を活用し、お申し込み時にお客さまが告知する手間を削減したり、加入中の手続きをより便利にしたり、さらには保険金や給付金を自動で受け取ることができるようにすることです。新たなステージにおいて、私たちは「お客さま視点」をこれまで以上に追求しながら、お客さまの声やニーズとAIに代表される技術革新をかけ合わせることで、お客さまの期待を超える商品・サービスを提供し続けてまいります。
現時点では、2024年に策定した中期計画は、新たな経営体制においても変更する予定はありません。私自身のシステムエンジニアとしての知識と経験、そして事業構想を具現化する行動力・リーダーシップをもって、この中期計画をより強力に推進していくことが、新社長である私の最大の責務であると認識しています。引き続き、3つの重点領域「Tech & Services」「Rebranding」「Embedded」に注力し、2028年度に経営目標である包括資本2,000億円~2,400億円の到達を目指します。
ライフネット生命の成長の源泉は、マニフェストにある正直に経営し、生命保険をもっとわかりやすく、低廉な保険料で、もっと便利にしていきたい、という志に共感し、加入いただいているご契約者の皆さま、そして株主・投資家の皆さまの存在です。私たちは、今後も将来的な成長につながるさまざまな取組みの種をまき、お客さまに最高の保険体験を届けられるよう新たな挑戦を続けてまいります。そして、お客さまへの提供価値を最大化することが、当社の成長を加速させ、株主・投資家の皆さまへのリターンに繋がると考えています。役員・従業員が一丸となって、この変革期に臨み、さらなる飛躍を遂げるべく尽力してまいります。
株主・投資家の皆さまには、中期計画の達成と、その先の持続的な企業価値向上へのコミットメントをお伝えするとともに、今後のライフネット生命の挑戦にご期待いただき、引き続きご支援をたまわりますようお願い申し上げます。