「正直に、わかりやすく、安くて、便利にする」「セキュリティを高める」ことをお客さまに対するマテリアリティ(重点課題)として定め、「お客さまのために未来をつくる」ことを目指します。

1. 正直に、わかりやすく、安くて、便利にする

「正直に、わかりやすく、安くて、便利に。」はライフネットの生命保険マニフェストであり、当社の存在意義そのものです。正直に経営し、わかりやすく、安くて、便利な商品・サービスの提供を通じて、生命保険の未来をつくり、お客さま一人ひとりの生き方を応援する企業であり続けたいと考えています。

マテリアリティにおける指標

経営理念であるマニフェストに共感した当社従業員が、お客さまの支持を得ながら、事業を拡大し、企業価値を向上することがマテリアリティの達成において重要であるという認識のもと、以下の指標を定めています。

包括資本(企業価値)※1

2022年度

2023年度

1,336 億円

1,598 億円

保有契約年換算保険料※2

2022年度

2023年度

24,033百万円

28,750百万円

従業員エンゲージメントスコア(理念戦略)※3

2022年度

2023年度

73

72

ご契約者の推薦度※4

2022年度

2023年度

82.2%

82.5%

  1. 包括資本については、生命保険会計用語のワンポイント解説(包括資本)をご参照ください。 
  2. 年換算保険料については、生命保険会計用語のワンポイント解説(年換算保険料)をご参照ください。
  3. 従業員エンゲージメントスコアとは、各従業員や組織の状態を可視化するエンゲージメント調査から算出された数値で、最大値は100です。当指標は、複数あるエンゲージメント調査項目のうち、理念戦略への共感に関する項目のスコアです。 
  4. ご契約者にアンケートを実施し、当社の商品・サービスをご家族や友人に「ぜひすすめたい」「どちらかといえばすすめたい」と回答したお客さまの割合です。ご契約者からの評価を表す指標として、ネット・プロモーター・スコア(NPS)®を採用し、NPSを踏まえてご契約者の推薦度を算出しています。なお、ネット・プロモーター・スコア(NPS)は、ベイン・アンド・カンパニー、フレッド・ライクヘルド、NICE Systems, Inc.の登録商標又はサービスマークです。

主な取組み

正直に経営する

情報開示の徹底

当社は、お客さまをはじめとしたステークホルダーの皆さまに対して、適切な情報開示を行うことで、透明性と信頼性の向上を図ります。これにより、お客さまに安心して当社の保険に加入していただくとともに、社会からのオンライン生保市場や当社に対する理解の促進に努めます。 

  • 保険金等の支払実績
    保険金等のお支払いは、生命保険会社の最も重要な責務として、迅速丁寧に実行しています。また、お支払いの実績を公表しています。
    保険金等の支払状況
  • 株主・投資家とのエンゲージメント
    ライフネットの生命保険マニフェストを踏まえて、2012年の上場以来IRマニフェスト(IRポリシー)を定め、経営陣も含め積極的な対話活動を行っています。
    IRポリシー(IRマニフェスト)

シンプルでわかりやすい商品・サービスを提供する

シンプルでわかりやすい商品
当社の商品は、解約返戻金のない保障性に特化した商品です。オンライン生保ならではのシンプルでわかりやすい保障を提供し、お客さまが商品を理解して納得して選択していただくことで、長期にわたってご契約いただくことを目指します。

生命保険に関する情報の提供
生命保険の基礎知識・保険の選び方・公的保障制度なども併せてご紹介することで、生命保険に対する理解を促進しています。

低廉な保険料を実現する

オンラインを活用することで、当社の運営経費を抑え、価格競争力のある商品を提供しています。お手頃な保険料により、子育てなどにより経済的負荷の大きい若年層のお客さまに選ばれています。

ライフネット生命で保険を見直して、保険料が安くなったと回答した方の平均削減額

ライフネット生命で保険を見直した人の平均削減額を示す図。年間で99,948円、月額平均8,329円の節約。見直し前の月額保険料平均は16,102円、見直し後は7,773円に減少を示す。
  • 2023年申込時アンケート結果(有効回答数172名)

便利でストレスフリーなUI/UXにする

お客さまとのすべての接点においてインターネットを活用し、お客さまにとって利便性の高いサービスの提供を追求しています。24時間×365日、お客さまのライフスタイルに合わせて、保険相談から申し込み、ご契約中の手続き、給付金の請求ができる環境を整えます。便利さの追求は、生命保険に係るお客さまの時間的負荷を削減し、顧客満足度の向上に繋がると考えています。

ライフネット生命の保険手続きに関する説明図。ライフネット生命では、保険検討から給付金請求までスマホで完結できます。
10秒で保険料見積もり、LINEでの保険相談が可能。申し込み時は、スマートフォンで撮影した必要書類の画像を送信、さらに契約期間中の各種手続きは、生体認証でログインできます。給付金請求では、診断書提出は原則不要で、24時間ウェブサイト(あるいはマイページ)から請求が可能です。このシステムによるご契約者様の満足度は96%を示す。
ライフネット生命の保険手続きに関する説明図。ライフネット生命では、保険相談から給付金請求までスマホで完結できます。
10秒で保険料見積もり、LINEでの保険相談が可能。申し込み時は、スマートフォンで撮影した必要書類の画像を送信、さらに契約期間中の各種手続きは、生体認証でログインできます。給付金請求では、診断書提出は原則不要で、24時間ウェブサイト(あるいはマイページ)から請求が可能です。このシステムによるご契約者様の満足度は96%を示す。
  1. 医療保険の給付金請求が対象です。ただし、一定の条件において、診断書提出が必要となる場合があります。 ​
  2. 2024年5月ご契約者さまアンケートより(回答数:1,594人)

オンライン生保No.1であり続けることを目指す

当社の商品・サービス等は、外部機関から高い評価をいただいています。

関連する方針

2. セキュリティを高める

当社は、オンライン生保として、お客さまに安心してオンラインサービスを利用していただけるよう、情報セキュリティの確保を最重要課題のひとつと位置付けています。

マテリアリティにおける指標

セキュリティに関する主要な外部認証の取得や、継続的な情報管理の強化が重要であるという認識のもと、指標を定めています。

主要な外部認証の取得

2022年度

2023年度

-

対応中※1

CSIRTの定期的な活動の継続※2

2022年度

2023年度

継続実施

継続実施

役職員向け研修の継続

2022年度

2023年度

継続実施

継続実施

  1. 2024年度においてプライバシーマークを取得しています。プライバシーマークは、プライバシーマーク指定審査機関により、「個人情報を適切に管理している」と評価された事業者が使用できるマークです。
  2. サイバーセキュリティインシデントを一元管理し対応するCSIRTによる毎月の活動等を指します。

主な取組み

情報セキュリティの体制の構築

情報資産の保護及び管理の重要性の観点から、当社はCISO(最高情報セキュリティ責任者)を設置しています。情報セキュリティに関するリスクを管理するため、社内規程の制定、リスクの評価・改善体制を整備し、関係する有識者を加えた会議体を設け、定期的に経営陣への報告を実施しています。

サイバーセキュリティインシデントへの対応

当社のCSIRTは、CISOのもと年間計画を立案し、毎月活動を行っています。主に体制の強化、情報収集、人材の育成や従業員への教育、訓練を実施しています。
セキュリティに対する技術的な対策、外部からの攻撃等備えた不正侵入や不正使用の防止と監視に加え、CSIRTは有事に対応するための訓練を実施しています。

  • CSIRT:Computer Security Incident Response Teamの略。セキュリティインシデントに対して対応するチーム